[J2]主導権握り初白星を 13日アウェー秋田戦
J2アルビレックス新潟は第4節の13日午後1時から、ソユースタジアムで秋田と対戦する。主導権を握り続け、今季初白星を手にしたい。
秋田は前節今季初勝利を挙げた。昨季同様、ボールサイドに人数を割き、高い強度でボールを奪う守備がベースで、攻撃はロングボールが主体となる。
2戦連続で先制を許している新潟は、秋田戦を前に、クロスに対する守備などを確認した。先制点を許さないよう、最終ライン裏を狙ってくる秋田に対し、「ラインを上げすぎないことも含めて慎重にやりたい」とDF舞行龍は話す。
序盤は相手が前からボールを奪いにくる展開が予想される。プレスにはまって失点した第2節大宮戦を踏まえ、MF高は「ビルドアップ(攻撃の組み立て)はぶれずにやるが、相手の勢いをそぐことも大事」と、ロングボールなど臨機応変な対応を強調する。
松橋監督は「ボールを持ち、得点に結びつけば相手にダメージを与えられる。うちの良さを出していきたい」と覚悟を語った。
◆GK小島「完全復活」で無失点誓う
2年の期限付き移籍期間を経て、完全移籍したGK小島は今季、「J1昇格と、J2トップのGKになる」と目標を掲げる。
過去2年は「難しいシーズンだった」。2020年5月、21年2月に左脛骨(けいこつ)の疲労骨折で手術。特に昨季はリハビリから復帰後も痛みが完全には消えず、プレーにも影響した。「何でなんだ」。変わらない症状に気持ちがふさぐときもあった。結局3度目の手術を決断し、出場は9試合にとどまった。
チームへの残留は「活躍できず悔しかった。新潟で力を示したい」と決めた。けがの再発予防で、手術痕のまわりの筋肉を柔らかくすることに今年から取り組み、症状は劇的に回復。開幕から正GKの座をつかんだ。
リハビリ期間に筋力を鍛え、特にGKの動きに重要な腰回りは大きくなった。「完全に復活した姿」で、まず目指すのは今季初勝利。「強い気持ちでゴールを守りたい」と秋田戦での無失点を誓った。
●新潟日報
コメント