【開幕特集】新体制で攻撃スタイル開花するか。愛する新潟を本間至恩がJ1へ押し上げる | J2リーグチーム紹介
2022シーズンの明治安田生命J2リーグ各クラブとキーマンを紹介する。
チーム紹介
開幕からスタートダッシュに成功し、首位を独走していたものの、相手の研究が進んだリーグ中盤以降に失速。アルベル体制での2年間で、ボール保持をベースにイニシアチブを握る攻撃的なサッカーはクラブに根付いたが、結果というところでは最後の最後まで開花させることができずに終焉を迎えた。 今シーズンは、コーチを務めていた松橋力蔵氏が昇格し、この2年間で築いた攻撃的なスタイルを継続していく。オフにはイッペイ・シノズカやトーマス・デンらJ1クラブから即戦力を獲得し、さらに昨シーズンの主力もほぼ残留とJ1昇格への期待を抱かせる陣容が揃っている。
注目選手紹介

本間至恩(C)J.LEAGUE
MF 10 本間至恩
生年月日:2000年8月9日
昨季記録:32試合5得点 シーズン序盤はゴールとアシストを量産し、無双して新潟の快進撃を支えた。しかし、徐々に対戦相手からのマークが厳しくなり、チームの失速と共に個人のパフォーマンスも低下。シーズンを通して輝くことはできず、さらに負傷のままシーズンを終える消化不良な1年となった。 今オフも移籍の注目株となっていたが、生まれ育った新潟への残留を決断。愛すべきクラブとともにカテゴリーを上げていくという大きな決意表明だ。新潟の至宝と言われるポテンシャルには疑いの余地がないだけに、今年こそ昇格という悲願を達成し、歓喜をもたらす背番号10の姿を期待したい。

イッペイ シノヅカ(C)J.LEAGUE
MF 17 イッペイ シノヅカ
生年月日:1995年3月20日
昨季記録:14試合1得点(J1)
2017年にJリーグにやってきたロシア国籍を保有する26歳は、いまだに才能を開花できずにいる。柏レイソルで過ごした昨年は、序盤こそコンスタントに出場機会が訪れていたが、リーグ中盤以降はメンバー外が急増。2シーズンぶりのJ1挑戦は、先発わずか5試合と不完全燃焼に終わった。 今シーズンは出場機会を求めて新潟への期限付き移籍を決断。新潟にとってもロメロ フランク(鹿児島ユナイテッドFC)や大本祐槻(FC琉球)らに替わる新たなアタッカー候補として期待も大きい。持ち味でもあるドリブル突破を武器に右サイドを活性化させられるか注目だ。
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