J2アルビレックス新潟は15日、聖籠町の専用練習場でオフ明けの練習を公開した。センターフォワード(CF)で3試合連続出場しているFW矢村は、前節秋田戦で喫した今季初黒星の責任を痛感。「攻撃陣はどんな試合でも1点は取らないといけない」と語気を強めた。

前節は右肩を負傷したMFイッペイ・シノヅカに代わって前半16分に出場。ぬかるむピッチにパスを受ける回数は少なかったが、シュートを2本放った。

サイドでの出場が目立った昨季から一転、今季は「背後に飛び出すタイミングなど積極的な姿勢」(松橋監督)を評価され、本職のCFで起用されている。「よりゴールに近いポジション。数字にこだわらないといけない」と責任感を口にする。

新潟でプロとなり、3年目。連係の向上に手応えがある。ただ、第3節山口戦で判断に迷い、決定機をものにできなかったように、持ち前の思い切りの良さは発揮しきれていない。FW陣としても今季はまだ無得点。「本能的にゴールを狙わないと。考えすぎず、自分を信じて打ちたい」と力を込めた。