J2アルビレックス新潟は1日、聖籠町の専用練習場でオフ明けの練習を公開した。前節大宮戦で今季初先発したDF長谷川は、右サイドバック(SB)の定位置確保へアピールを続けている。

大宮戦の立ち上がり、右サイドからのビルドアップ(攻撃の組み立て)でパスが回らず、前半7分の失点につながった。「自分のミス。プレスがはまるきっかけをつくった」。しかし、失敗を引きずらなかった。同23分には1対1を制してクロスを送り、MFイッペイ・シノヅカの決定機を演出するなど、攻撃面で特長を発揮した。

今季プロ6年目。「ピッチの内側でパスを受けるのがうまいし、落ち着いている」という右SBを争うライバル、MF藤原を参考に、自陣や中盤でのプレーを安定させようと励む。自慢の攻撃力と合わせ、レギュラー取りへ意欲は高まる。

2度の膝の大けがをきっかけに食生活に気を配り、自炊して良質なタンパク質の摂取を心掛ける。「アシストだけじゃなく攻撃の起点となり、得点に絡んでアピールしたい」と闘志をみなぎらせた。